ハンセン病を正しく理解しましょう
- 遺伝病ではありません。以前はハンセン病に感染した母親から乳幼児へ、祖父母から孫へと感染したために遺伝病 と思われてきました。発病時には、その人の免疫力が関係し衛生環境や栄養状態も影響を及ぼしますが遺伝病ではありません。
- 伝染力の極めて弱い病原菌による慢性の感染症です。ハンセン病は「らい菌」による感染症です。 らい菌は、非常に感染力が弱く日常の生活では感染しません。治癒したあとに残る変形は後遺症で、伝染を意味するものではありません。
- 不治の病気ではなく結核と同じように治癒する病気です。1941年アメリカで特効薬が開発され現在、適正な治療により1年〜数年で治ります。したがって、治療した人と接触しても感染しません。一般病院の皮膚科で、保険診療で治療が受けれます。